沢津拓真(さわづたくま)
本編の主人公。
父親の都合で六年間もの間に二十回もの転入、転校を繰り返している。
傲岸不遜な性格で、自分の欲望に忠実な少年。
クラスとの折り合いが悪いこと、自分の境遇に不満を抱いていたが、
空から降りてきた金髪の少女、サラサとの出会いが拓真の様々な想いや
認識を変えていくことになる。
サラサ=ウインド
第四界層から拓真のいる次元空間へやって来た少女。
因果律を管制するバランサーの見習いで、このセカイにはバランサーの最終試験のために
やってきた。おっちょこちょいで慌てるとパニックになる。
得意な術式展開は光を利用した攻性術式。
度重なる拓真のセクハラにアタマを悩まされている。君塚瑞穂(きみづかみずほ)
拓真の所属するAクラスのクラス委員長。
Aクラスにたった一人の男子である拓真に辛くあたる。
成績優秀、容姿端麗、クラスの人望も厚い。しっかりもの。
見た目は強気だが、気の許した相手には涙もろい一面も見せる。
ラルフ教官
因果律管制機構アルファ術式部隊部隊長。実習生の教官も兼任で行っている。
謎が多い人物で、彼の詳しい素性を知るものは少ない。
つかみどころのない性格で、彼の感情を理解することは難しい。
今回の最終試験で、サラサの試験管理を行うことになるが……。
ティファニー均衡官
アルファ術式部隊に所属する術式実行部隊の均衡官。
るアルファ術式部隊の小隊長を勤めるエリート。
優しいお姉さん気質ではあるが、現場では厳しい一喝を行うこともしばしば。
サラサのあこがれの先輩であり、目標でもある。
リィス均衡官
アルファ術式部隊術式隊員の一人。
頭の回転がはやく、戦略を組むことを得意としている。
得意な術式展開は雷を利用した攻性術式。
感情を表に出すことはあまりなく、無口。
アルファ術式部隊の中でも他人に対し、壁を造っており、気の許したメンバーにしか心を開かない。
サラサとは訓練時代からの友人で、彼女のことを溺愛し、依存している。